衣替えは季語ですか?春夏秋冬での衣替えとは?

衣替え十二単 梅雨

 

先日子供に

 

「「衣替え」って季語?」

 

と、聞かれました。

 

どうやら学校で

俳句の授業があったようで

 

季節の変わり目にする衣替えは

当然、季語だと思うのですが

でもその季節っていつなんでしょうか?

 

季語として

 

「衣替え」

 

調べてみたところ

意外なことも分かったのでご紹介します。

衣替え学生服

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衣替えは季語?

 

季語としての衣替えは

短歌や俳句の世界では

 

「更衣」と書いて

「ころもがへ」と呼び

 

「夏」の季語となります。

 

 

では秋の衣替えも季語?

 

衣替えは年に2回ありますよね。

春の「衣替え(更衣)」が夏の季語なら

秋の衣替えはどうなるの?

 

調べてみると

 

「後の更衣」と書いて

 

「のちのころもがへ」と言い

秋の衣替えのことをさすそうです。

 

季節は「晩秋」です。

 

 

そもそも季語とは?

 

短歌や俳句などで用いられる

特定の季節を表す言葉ですが

 

季節を表すものなので

その言葉ですぐにその季節を

思い浮かべられものですが

 

中には現代の私たちが思い描いている

季節とずれるものもあります。

 

たとえば

「こいのぼり」や「五月」

「梅雨」などは

 

春ではなくて夏の季語です。

 

また「昼顔」「夕顔」は夏の季語で

「朝顔」は秋の季語です。

 

そもそも季語の表す季節は

旧暦に基づいているからなのです。

 

 

そもそも衣替えとは?

 

衣替えはもともと平安時代に

宮中行事として旧暦の4月1日と

10月1日に行われていたものが始まりです。

 

当時は衣装に限らず

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扇なども夏と冬で替えていたようです。

 

そして江戸時代には

一般でも広く行われるようになりました。

 

その後、明治時代には

旧暦から新暦(太陽暦)への切り替えがあり

それまで4月1日だった衣替えについては

6月1日に変更され今に至るというわけです。

 

夏衣への衣替えは

もともと4月1日でしたから

旧暦で4月は夏。

やはり夏の季語になるんですね。

 

 

現在の衣替えとは?

 

現在の衣替えとは

季節に応じて学生や企業の

制服を変更することを言います。

 

衣替えはあくまでも習慣ですから

強制的なものではありませんし

地方によってその時期も違っています。

 

多くの地域では

毎年6月1日と10月1日に行われます。

 

ちなみに私が以前働いていた会社でも

制服が6月1日から夏服

10月1日から冬服にかわっていました。

 

 

季語の更衣に洋装も含むの?

 

季語として衣替えがあるので

当然、和装の衣替えのことですが

今では洋装が当たり前ですよね。

 

では、季語の更衣は

和装限定なんでしょうか?

 

国文学者で俳人の復本一郎氏が

 

「現在では制服を着用する学校や官公庁で

五月から六月にかけて「更衣」を行う」

 

広瀬杜志

「胸の笛きらりと保母の更衣」

 

佐々木節子

「作業衣も更衣して声はずむ」

 

以上のような掲載句もありますから

季語の更衣には洋装も含みますね。

 

 

衣替えは季語?のまとめ

 

いかがでしたか?

 

短歌や俳句になくてはならない季語。

 

季節を表すものでとても風流ですよね。

 

旧暦がもとになっているので

季節を想像すると昔の様子を

垣間見ることができるような感じがします。

 

たまには歌を詠んでみるのも

いいかもしれませんね。

 

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この記事を書いた人

大学受験に失敗し就職活動も思うようにいかず結果
30年以上派遣社員をしながら副業的に特技のスポーツ競技の
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