夏が近付いて
熱中症を心配する声がありますが
後遺症はあるのでしょうか?
重いと障害が残るのでしょうか?
具体的に
どんな後遺症があるのでしょうか?
熱中症による
重い後遺症についてご説明していきます。
熱中症による症状とは?
まず熱中症による症状には
どの様なものがあるのでしょうか?
I度(軽度)
・立ちくらみ
脳への血流が瞬間的に不充分になる症状で
「熱失神」と呼ばれることもあります
・筋肉痛・筋肉の硬直
こむら返りが起きる他、発汗に伴う塩分の
(ナトリウムなど)の欠乏により生じます
「熱けいれん」と呼ばれることもあります
・大量の発汗
II度(中度)
・頭痛、気分の不快、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感
からだがぐったりする
力が入らない(熱疲労、熱疲弊)
III度(重度)
・意識障害、けいれん、手足の運動障害
呼びかけや刺激への反応に異常がある
身体にひきつけがある
真っ直ぐ走れない・歩けない
高体温、身体に触ると熱い
大抵の場合は
I度~II度になることが多いのですが
問題はIII度。
ここまで来ると
命に関わることも多々あり
回復しても重い後遺症が残ることも
珍しくありません。
水分補給や水を含んだ布巾を額に置くなど
事前に対策をしましょう。
熱中症予防の水分補給について
詳しくはこちらをどうぞ
熱中症の予防のための水分補給の目安は?効果的な方法を紹介!
熱中症による後遺症とは?
熱中症が重度になると
臓器が固まって機能が低下してしまいます。
体外からの冷却に加えて
胃や膀胱に管を入れて
生理食塩水を注入・排出する
血液を体外の管にくぐらせて冷やしますが
最悪の場合多
臓器不全で命を落とす場合もあります。
たとえ命が助かっても
後遺症としてパーキンソン症状が
出ることがあります。
具体的には
全身の臓器が大きな傷害を受けるのです。
その結果、小脳の異常が発生して
・眩暈(めまい・げんうん)
・上手く歩けない
・手の震え
・筋肉が硬直して動かなくなる
・記憶量の低下
・腎機能障害
これらが起きて
一生苦しむことになります。
熱中症予防のための塩分について
詳しくはこちらをどうぞ
熱中症の予防で塩分が必要なのはなぜ?熱中症と塩分の関係を解説!
熱中症の後遺症で裁判沙汰になった事例も
2007年5月には
女子高生が部活の練習中に
熱中症で突然倒れ
重度の心筋障害が生じて
寝たきりになったことを受けて
2015年に被害者の両親が裁判を起こしました。
その結果裁判所は
県に被害者の両親へ
約2億3千万円を支払うことを命じました。
裁判沙汰になった事例もあるので
近年では学校側も熱中症対策をしています。
熱中症による重い後遺症とはどういう症状?熱中症の症状を徹底解説!のまとめ
熱中症による
重い後遺症についてご紹介しました。
熱中症対策には
日頃からこまめな水分補給と
休息はもちろんですが
周囲の大人達も
きちんと対策を取らないといけませんね。
後遺症が残ると
今後の生活に大きな支障が出てきますので
本人だけではなく
周囲もきちんと対策を取りましょう。
熱中症対策に効果的な飲み物や
グッズについて詳しくはこちらをどうぞ
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